Overview
企業がブロックチェーンの活用を検討する場合、「解決すべき課題は何か」という根源的な問に加えて、「どのブロックチェーン(=BC)を使うべきか」を考えなければなりません。その有力な選択肢として、「Hyperledger Fabric」や「Corda」が選ばれています。これらは、BitcoinやEthereumなど不特定多数の参加を前提としたBCではなく、BCの運用に許可が必要な「パーミッション型」と呼ばれ、そのユースケースは金融領域にとどまらず、トレーサビリティやデータの相互接続・共有といった領域に拡張されています。
しかし、ビジネスサイドでは、様々なBCの特徴や得意不得意についての理解が十分に普及していとは言い難く、ビジネスアイデアと実装に溝があるのではないでしょうか。協業や外部との連携がますます加速する中において、ビジネスパーソンにもBCに対するリテラシーの向上が求められています。
本MeetUpでは、利用実績が豊富な「Hyperledger Fabric」と「Corda」の特徴について、それぞれのエバンジェリストから紹介するとともに、トークセッション形式で、それらのBCの利用企業から利活用のポイントや課題等を聞きます。
開催日時 |
2021年1月15日(金)15:30 - 18:30 ※17:50 - 18:30はオンライン交流会(参加費無料) |
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開催方法 |
オンライン(YouTubeでのライブ配信) ※事前申込必須。視聴用URLは別途ご連絡します。 |
定員 |
セミナー:無制限 e交流会:40名 |
参加費 | 無料 |
対象 | ブロックチェーンに関心のある方、事業に活用したい方 |
主催 |
大阪商工会議所 一般財団法人関西情報センター |
Program
15:30-16:00 |
講演1 「選ばれるCorda」 SBI R3 Japan ビジネス開発部長 山田 宗俊 氏
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16:00-16:30 |
講演2 「Hyperledger Fabricの使いどころ」 Hyperledger Kansai オーガナイザー Marc Schirmer 氏 エンサンブル株式会社 代表 Hyperledger Kansai 共同オーガナイザー 辻田 さとみ 氏
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16:35-17:45 |
パネルディスカッション ■パネリスト 山田 宗俊 氏 (SBI R3 Japan株式会社 ビジネス開発部長、Cordaエバンジェリスト) 辻田 さとみ 氏 (エンサンブル株式会社 代表、Hyperledger Kansai 共同オーガナイザー) 小林啓洋 氏 (沖電気工業株式会社 研究開発センター) 大田真也 氏 (株式会社CTIA 取締役 CTO) ■モデレーター 竹田 匡宏 氏 (株式会社幻冬舎) |
17:50-18:30 |
e交流会 |
登壇者

講演1
SBI R3 Japan株式会社
ビジネス開発部長、Cordaエバンジェリスト
山田 宗俊 氏
日立コンサルティングにて金融機関向けITコンサルティングの経験を経て、2016年、エンタープライズ・ブロックチェーンCordaを開発するR3に、日本人社員第一号として参画。業務改善の視点を軸に、日本企業へのブロックチェーン導入を推進。R3 Cordaを活用したビジネス開発における第一人者。2019年からは、R3とSBIの合弁会社SBI R3 Japanにて、営業およびマーケティングの責任者として陣頭指揮を執る。元FLOCブロックチェーン大学校 講師。ブロックチェーン技術の普及のため、 Mediumブログで情報発信中。

講演2
Hyperledger Kansai
オーガナイザー
Marc Schirmer 氏
デンマーク出身、イギリスのバース大学電気電子工学の修士課程を卒業。2011年に慶應義塾大学院のシステム・デザイン・マネジメント研究科に留学するため、来日。現在は、システムエンジニアとして大阪に在住。「Hyperledger Kansai」と「BlockzTechLabo」の2つのコミュニティオーガナイザーも務める。

パネリスト
エンサンブル株式会社 代表
Hyperledger Kansai 共同オーガナイザー
辻田 さとみ 氏
電機メーカーにてハードウェアおよびサブシステムの設計・開発に従事。その後教育関係へ転職ののち独学でプログラミングを習得。学生管理アプリを開発しその経験を活かし兼業webプログラマーとして複数プロジェクトへ参加。2016年エンサンブル株式会社代表に就任。また、プログラミングのコミュニティーやイベントの企画・運営なども携わり、Blockchain関係では2019年秋に共同オーガナイザーとしてHyperledger Kansai、2020年夏にHyperledger FabricのJapanese Documentation Working Groupを立ち上げ、主にマネージメントを担当。2020年秋に渡英。イギリス、ケント大学MBAコースに在籍中。

パネリスト
沖電気工業株式会社
イノベーション推進センター
スマートネットワーク技術研究開発部
小林 啓洋 氏
京都工芸繊維大学電子システム工学科卒。2015年 沖電気工業株式会社に入社し、省電力無線ネットワークの研究開発に従事。2017年から、ブロックチェーン技術に魅力を覚え、研究開発を開始。AIの普及に伴い、AIモデルが何者かを管理するシステムの必要性を感じ、ブロックチェーンを利用したAI血統検証基盤(学習データの履歴管理)システムの開発を進めている。

パネリスト
株式会社CTIA
取締役 CTO
大田 真也 氏
13歳の時に最初の会社を創設し、インターネットサービスの立案及びオペレーションシステムを構築、Webマーケティング領域において外資系保険会社の日本進出を支援する。その後、多数の企業のコンサルティングを手掛け、2014年に、AIを使ったアプリケーションの開発等を行う株式会社BRAINを創設。2017年から分散型システムに焦点を当て、スケーラビリティを備えたスマートインテリジェンスネットワークの開発に着手。2018年にCTIAの最高技術責任者に就任。Hyperledger FabricやCordaをはじめ、様々なブロックチェーンを使った開発実績を持つ。
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・お問い合わせ先
一般財団法人関西情報センター
イノベーション創出支援グループ
Mail:rstaff@kiis.or.jp - 申込は締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。